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2023年公開映画『赦し』のあらすじ・キャスト・みどころをご紹介!

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出典:『赦し』公式サイト

日本在住の気鋭のインド人監督アンシュル・チョウハンの最新作『赦(ゆる)し』をご紹介します。

映画のあらすじやキャスト、みどころのほか、アンシュル・チョウハン監督の作品が観られる動画配信サービスもまとめました。こちらの作品が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

あらすじ

被害者遺族と加害者、双方の心情を描いた未成年犯罪が題材のサスペンスフル・ヒューマン・ドラマ

7年前、17歳だった福田夏奈は同級生の樋口恵未を殺害した罪で、現在、懲役20年の判決を受けている。

ある日、娘が亡くなったことが原因で、現実逃避を続けている恵未の父・樋口 克の元へ、裁判所から夏奈に再審の機会が与えられたとの通知が届く。

その後、克は別れた元妻・岡崎澄子とともに、法廷で裁判の行方を見守ることに。

夏奈の釈放を阻止したい克と、つらい過去に見切りをつけたい澄子。それぞれの葛藤が続く中、夏奈は7年前の事件について、口に出せずにいた動機を告白し…。

作品情報

【公開】2023年

【製作国】日本(2022年)

【上映時間】98分

【原題】『DECEMBER』

【監督・編集】アンシュル・チョウハン

【プロデューサー】山下貴裕、茂木美那、アンシュル・チョウハン

【エグゼクティブ・プロデューサー】サイモン・クロウ、ランカスター文江

【アソシエイト・プロデューサー】前田けゑ、澤繁実、岡田真一、木川良弘

【脚本】ランド・コルター

【撮影】ピーター・モエン・ジェンセン

【音楽】香田悠真

【キャスト】尚玄、MEGUMI、松浦りょう、生津徹、成海花音、藤森慎吾、真矢ミキ 他

登場人物(キャスト)

樋口 克(尚玄)

出典:『赦し』公式サイト

樋口恵未の父親。娘が亡くなったショックから酒に依存し、無職の日々を送っている。

樋口 克を演じるのは、俳優の尚玄さん。1978年生まれの沖縄県出身で、ヨーロッパでモデルとして活動した経歴の持ち主です。

フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサとタッグを組み、主演・プロデュースを務めた『義足のボクサーGENSAN PUNCH』は、釜山国際映画祭でキム・ジソク賞、Asia Star Awardを受賞しました。

岡崎澄子(MEGUMI)

出典:『赦し』公式サイト

樋口 克の元妻であり、樋口恵未の母親。現在は、グループセラピーで出会った岡崎直樹と再婚してる。

岡崎澄子を演じるのは、タレントや女優として活躍しているMEGUMIさん。1981年生まれの岡山県出身で、数々のテレビ番組やドラマに出演しています。

映画『台風家族』で、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。近年はプロデュースドラマ『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』にも、力を注がれています。

福田夏奈(松浦りょう)

出典:『赦し』公式サイト

樋口恵未の同級生。7年前に彼女を殺害した罪で、懲役20年の判決を受け、現在刑務所に服役中

福田夏奈を演じるのは、映画デビュー作『渇き。』で、独特の存在感を発揮した女優、松浦りょうさんです。

1995年生まれの徳島県出身で、映画やドラマ以外に、ミュージックビデオやCMにも出演しています。

大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や、映画『眠る虫』など、さまざまな役を演じてらっしゃいます。

岡崎直樹(藤森慎吾)

出典:『赦し』公式サイト

澄子の現在の夫。夏奈の再審が決まったことが原因で、妻の澄子とすれ違うことが多くなり、関係がうまくいかなくなってしまう。

岡崎直樹を演じるのは、お笑い芸人として活動しているオリエンタルラジオの藤森慎吾さんです。1983年生まれの長野県出身で、俳優・歌手・声優などマルチに活動されています。

佐藤 匠(生津 徹)

出典:『赦し』公式サイト

夏奈の弁護士。裏で夏奈を誘導し、法廷では克や澄子を鋭い言葉で追い詰める。

佐藤 匠を演じるのは、俳優の生津 徹さん。1970年生まれの山梨県出身で、テレビドラマや映画など多数の作品に出演しています。

主な出演作は『警視庁アウトサイダー』『イチケイのカラス』『遺留捜査』や、映画『それでもボクはやってない』『カツベン!』などがあります。

樋口恵未(成海花音)

出典:『赦し』公式サイト

樋口 克の娘で、7年前の事件の被害者。福田夏奈とは同級生で、2人の過去には事件へとつながる秘密がある。

樋口恵未を演じるのは、成海花音さん。2002年生まれの神奈川県出身で、映画『ブレイブ-群青戦記-』でスクリーンデビューを果たしました。

映画のほかにも、舞台やNetflixオリジナルドラマに出演するなど、活躍の場を広げていらっしゃいます。

岡本和美(真矢ミキ)

出典:『赦し』公式サイト

この事件の裁判長。冷静沈着な態度で裁判を審理する。

岡本和美を演じるのは、真矢ミキさんです。元宝塚歌劇団の花組男役トップスターで、退団後は女優として活動。

「理想の上司」「理想の母親」などのランキングでは常に上位に名前が挙がる、日本国民に支持されている役者さんです。

みどころ

1. 惹き込まれる松浦りょうの演技と表情

この作品の大きなみどころのひとつは、未成年犯罪の加害者という難しい役を演じた松浦りょうさんの演技力です。

主役を務めた映画『眠る虫』では、盗聴癖のある特殊な役を演じ切ったことでも話題となりました。

今作でも殺人を犯した女囚をミステリアスに演じ、表情や声で謎めいた部分を見事に表現しています。

彼女の持つ独特な雰囲気や、代わりはいない唯一無二の存在感といった魅力を目の当たりにできる作品となっています。

2. それぞれの「赦し」

この作品のタイトルでもある「赦し」には、いろんな角度からの視点があると感じさせられるストーリーもみどころです。

実際に起こってしまうこともある未成年犯罪ですが、事件の加害者や被害者遺族、もしも自分がそのどちらかになってしまったら…。

「赦される」のか「赦せる」のか。

人の運命を変えてしまうことにもなる裁判について、深く考えさせられる映画です。

3. 観る人が想像してしまう謎めいたラスト

この映画は、犯行時に未成年だった加害者女性と、娘を殺された元夫婦、双方の葛藤をそれぞれの視点で描いた作品で、「魂の救済」がテーマとなっています。

中盤前から終盤に差し掛かったところでは、観ている人の気持ちも揺らいでしまう描写がたくさん登場します。

ですが、ラストシーンを観ることで、さらに今まで抱いた感情や予測していたストーリーも覆されてしまいます。

これはたまにある”観る人に委ねる系ラスト”だと解釈しています。それもまた、この作品の魅力でもあると思います。

アンシュル・チョウハン監督

出典:『赦し』公式サイト

『赦し』の監督は、日本在住のインド人アンシュル・チョウハンさんです。

2011年に来日し、アニメーターとして活躍。2018年に自主制作の『東京不穏詩』で実写長編映画デビューを果たしました。

その後、長編映画第2作目となる『コントラ』では、数々の賞を受賞し、今作を製作するに至りました。

過去監督作品

長編映画:『東京不穏詩』『コントラ』
短編映画:『Leo's Return』『石鹸』『川口4256』『愛の残骸』
アニメーション作品:『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』『GANTZ:O』『Gladiators of Rome』『Delhi Safari』
インゲームモーション&ベントシーン:『FINAL FANTASY VII REMAKE』『FINAL FANTASY XV』
テレビシリーズ:『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』『Transformers:Robots in disguise』『パックワールド』『トロン:ライジング』

アンシュル・チョウハン監督の作品はこちら

アンシュル・チョウハン監督の作品をご覧になりたい方は、Amazon Prime Videoで視聴が可能です。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

難しい題材のストーリーですが、豪華キャスト陣の素晴らしい演技力によって、よりいっそうテーマの難しさや登場人物のつらい心情が伝わってくる作品です。

観る人がそれぞれ考え込んでしまうような、そんな映画『赦し』。この記事を読んで気になった方は、ぜひ鑑賞していただけたら幸いです。

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