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出典:『哀れなるものたち』公式サイト
今回は、鬼才ヨルゴス・ランティモス監督&実力派女優エマ・ストーンがタッグを組んだ映画『哀れなるものたち』をご紹介します。
第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞。第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞ほか計11部門にノミネートされ、世界中で注目を浴びている作品です。
そんな作品のあらすじやキャスト、みどころについてもまとめましたので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
あらすじ
スコットランド作家、アラスター・グレイの同名ゴシック小説を実写映画化した作品。
天才外科医バクスターの手により、死から蘇った若き女性ベラ。未知なる世界を知るため、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。
時代の偏見から解き放たれたベラは、初めての経験や冒険によって成長していく。
作品情報
【公開】2024年
【製作国】イギリス(2023年)
【上映時間】142分
【原題】『Poor Things』
【監督】ヨルゴス・ランティモス
【原作】アラスター・グレイ
【脚本】トニー・マクナマラ
【製作総指揮】オリー・マッデン、ダニエル・バトセック
【製作】エド・ギニー、アンドリュー・ロウ、ヨルゴス・ランティモス、エマ・ストーン
【編集】ヨルゴス・モブロプサリディス
【音楽】イェルスキン・フェンドリックス
【キャスト】エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル、クリストファー・アボット、スージー・ベンバ、キャサリン・ハンター、ビッキー・ペッパーダイン、マーガレット・クアリー、ハンナ・シグラ 他
主な登場人物(メインキャスト)
ベラ・バクスター(エマ・ストーン)
天才外科医によって、死から蘇る若き女性。純粋無垢で自由奔放な性格。世界を自分の目で見たいという欲望に駆られ、旅に出る。
ダンカン・ウェダバーン(マーク・ラファロ)
放蕩者の弁護士。ベラを大陸横断の旅へ誘い出す。
ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)
天才外科医。ベラを蘇生させ、成長を見守る。
マックス・マッキャンドルス(ラミー・ユセフ)
医学生。ベラの成長の記録係となる。
アントン・フリーマン(ジェロッド・カーマイケル)
旅で乗った船で出会う青年。
みどころ
1. フェミニズムに焦点を当てたストーリー
出典:映画.com
この作品では、いつの時代にもある、女性であることによるさまざまな問題を定義して描かれています。
過激なシーンやグロテスクな描写も多いですが、それには「ベラの女性としてのこれからの生き方」が作品の根底にあると知って観ているため、衝撃的には映らないのも特徴です。
男性と女性とでは、ストーリーの味方が変わってくる作品かもしれません。
皮肉やユーモアもあり、笑えるシーンも結構ありますよ。
2. エマ・ストーンの体当たりの演技
出典:映画.com
なんといっても、エマ・ストーンさんの演技力が作品の大きなみどころでもあります。
大人の体に生まれたての幼児の心を持つベラが、自由を求めて冒険し、たくさんの刺激を受けて成長していきます。
その中で、楽しい・うれしい・好きというプラスの感情だけでなく、悲しみ・苦しみ・涙などのマイナス感情も覚えていきます。
体当たりの演技もそうですが、ベラが凄まじいスピードで成長していく様子を見事に演じられていて、ストーリーにグッと引き込まれます。
純粋だからこその問題や悩みも描かれていて、観客はベラと一緒に時を重ねながら、問題を乗り越えていけるストーリーです。
ちなみに、エマ・ストーンさんは出演だけでなく、作品の制作にも携わられています。
3. 圧巻の映像美
出典:映画.com
ベラが冒険で訪れた街や風景が、幻想的に描かれているのもみどころです。
それに、ベラのファッションも美しくて、独創的でとってもおしゃれ。クラシックでもあり新しさもあるドレスやアイテムは、ベラのピュアできれいな心と体をより強調させます。
章の転換でブリッジ的に映し出されるアーティスティックな映像や、エンディングもみどころなので、ぜひ最後までご覧くださいね。
劇中の音楽も素晴らしいです。映像や作品にマッチしていて、要注目です。
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まとめ
出典:映画.com
最後までご覧いただきありがとうございます。
2024年1月公開の映画『哀れなるものたち』をご紹介しました。フェミニズムを根底としたテーマや、エマ・ストーンの体当たりの演技がみどころの作品です。
今回ご紹介した映画で、日々のシネマライフを満喫してみてはいかがでしょうか。