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出典:『RRR』公式サイト
インド映画の『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ 王の凱旋』2部作、S・S・ラージャマウリ監督による待望の最新作『RRR(アール・アール・アール)』をご紹介します。
インドだけでなく全世界で大ヒットした今作の、キャストと映画のみどころもまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
あらすじ
実在したインド独立運動の指導者をモデルにした主人公2人が、イギリスの植民地支配に抵抗するフィクションストーリー。
舞台は1920年のインド。イギリス総督に連れ去られた村の少女を救う使命を持ったビームと、大義のためイギリス政府の警察官となったラーマがある日、運命的に出会い親友となる。しかし、ある事件が2人の絆を切り裂き、究極の選択を迫られることに…。
それぞれ決意を胸に秘めた2人の男が、友情と使命の間で葛藤する様を描いたアクションエンタテインメント作品。
作品情報
【公開】2022年
【製作国】インド(2021年)
【上映時間】179分
【原題】『RRR』
【監督・脚本】S・S・ラージャマウリ
【原案】V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
【音楽】M・M・キーラヴァーニ
【衣装】ラーマ・ラージャマウリ
【キャスト】N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン、アーリアー・バット、アジャイ・デーヴガン、レイ・スティーヴンソン、アリソン・ドゥーディ、オリビア・モリス 他
登場人物(キャスト)
ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)
コムラム・ビーム。ゴーンド族の強靭な肉体を持つ男。イギリス総督に連れ去られた村の少女を奪還するため、命をかけて立ち向かう。
ラーマ(ラーム・チャラン)
ラーマ・ラージュ。イギリス政府の警察官。使命のためなら、仕事や義務をなんとしてでも成し遂げるほどの執着心の強い男。
シータ(アーリアー・バット)
ラーマの許嫁。離れた場所から、いつもラーマの無事を願っている。
ヴェンカタ(アジャイ・デーヴガン)
ラーマの父であり伝説の闘士。幼少時代のラーマに戦うことを教え導く。
スコット(レイ・スティーヴンソン)
英国領インド帝国総督。私利私欲を満たす冷酷な男。
キャサリン(アリソン・ドゥーディ)
スコットの妻。残忍さを持ち合わせる人物。
ジェニー(オリビア・モリス)
イギリス総督の姪。ビームと親しくなる。
みどころ
1. 総製作費97億円の超大作
出典:『RRR』公式サイト
この作品を制作するのに7,200万ドル、日本円にして約97億円をかけたというほどの超大作。インド映画史上最高の制作費といわれていて、それは本編を観るとなるほど!と納得するほどの仕上がりです。
まず、映像に登場する人数の多さに驚かされます。乱闘シーンや街中といった各場面で、大勢のエキストラが出演しています。
そのほかにも、豪華な建物や列車を大胆に破壊したりと、見ごたえたっぷりの作品です。
ちなみに原案は、S・S・ラージャマウリ監督の父、V・ヴィジャエーンドラ・プラサード。音楽はいとこのM・M・キーラヴァーニ、衣装デザイナーは監督の妻ラーマ・ラージャマウリが担当。家族が作品の製作に携わり、この超大作を作り上げています。
2. ダンス
インド映画といえば『ムトゥ 踊るマハラジャ』のような、音楽とダンスが多めのミュージカル要素が強い作品を思い描く方も多いと思います。
『RRR』は激しいアクションシーンが多めですが、そんな今作にも音楽とダンスを楽しめるシーンが登場します。
それが、ビームとラーマのダンスシーンで流れる「Naatu Naatu(ナートゥナートゥ)」。
口ずさみたくなるような耳に残るメロディーとリズム、それに高速シンクロダンスがこの映画のみどころのひとつでもあります。ダンスシーンが始まると、つい体がノッてしまいますよ。
そんな「Naatu Naatu」は、アメリカのゴールデングローブ賞では楽曲賞に選ばれ、アメリカ・カナダの放送映画批評家協会賞で、外国語映画賞と歌曲賞を獲得しました。
3. 超人的なアクションシーン
この作品は、インド映画界のスーパースター、N・T・ラーマ・ラオ・ジュニアとラーム・チャランのダブル主演で、基本的にCGもスタントもなしで、全部自分達で撮影したとのこと。
人間離れした動きと、何度攻撃を受けても立ち上がる姿は、リアリティがあまり感じられないほど。ボロボロになった身体の回復もめちゃくちゃ早いです。ですが、歴史上の実在の人物をモデルにしたことで、真実味が増すから不思議ですよね。
程よくデフォルメされたキャラクターが、観ていてワクワクしちゃいます。面白くて手に汗握るシーンがたっぷりなので、最後まで目が離せません!
純粋無垢で強靭な肉体を持つビームと、どこか神秘的な雰囲気のあるラーマ。あなたはラーマ派・ビーム派どちらですか?
4. 使命を背負った男たちの友情
出典:『RRR』公式サイト
使命を全うするという決意と同じく、友情も大切にするビームとラーマ。親友のためなら、自分の命をも犠牲にする覚悟で、敵に挑み戦います。そんな彼らだからこそ、観ていて物語にぐっと引き込まれます。
それに、なんといっても復讐を誓った者の執念の強さを感じさせられます。
ひとつの目的のために、すべてをなげうって使命をやり遂げる姿が描かれています。普通なら無理だと思う状況でも、復讐や大切な人への想いが、彼らを奮い立たせる力になるというのに驚かされます。
5. 何度も訪れる展開
この作品には展開が何回もあって、状況やストーリーが大きく変わりながら、どんどん進んでいきます。だから約3時間という長丁場も苦にならず、最後まで楽しく鑑賞できますよ。
そして、登場人物たちが出てくるエンドロールもみどころなので、お見逃しなく!
このエンドロールには8人の英雄が登場します。それぞれがどんな人物なのか詳細はパンフレットに載っているので、気になる方は購入してみてくださいね。
ちなみに一般的にインド映画は上映時間が長く、1回10〜15分ほどの休憩が入ります。『RRR』にもキリのいいところで「Interval」という表記が映し出されるのですが、日本上映では休憩はありません。上映前にお手洗いは済ませておくのをおすすめします。
視聴可能な動画配信サービス(VOD)
『RRR』が視聴できるのは、以下の動画配信サービスです。
動画配信サービスについては、別の記事で比較表や特徴などをまとめています。
無料お試し期間や月額利用料金などそれぞれの詳細については、こちらを参考にしてくださいね。
まとめ
出典:『RRR』公式サイト
「もしもこのふたりが出会っていたら?」を作品にした『RRR』。日本の公式サイトによると、2022年8月時点でインド映画として世界興行収入1位なのだとか。いろいろとやりすぎ感が強い作品ですが、それが魅力のひとつでもあります。この記事を読んでくださって、気になった方はぜひ鑑賞してみてくださいね!